はじめに
仮想マシンでプログラミングがしたいと思い、インストールしてみました。
基本的に標準でインストールがされているのですが、せっかくなのでanacondaをインストールしてみます。
インストール手順
手順は全く難しくないです。
anacondaをインストールして使用方法までを解説していきます。
anacondaインストール
まず、Anacondaをダウンロードしてインストールします。
公式のダウンロードページから最新のAnacondaインストーラーを取得します。
wgetが使えない場合はyum install wget しておいてください。
wget https://repo.anaconda.com/archive/Anaconda3-2023.07-2-Linux-x86_64.sh
※ダウンロードしたインストーラーファイルの名前はバージョンやリリースによって異なる可能性があるため、公式サイトで最新のファイル名を確認してください。
次に、ダウンロードしたインストーラーファイルを実行可能に設定し、インストーラーを実行します。
chmod 777 Anaconda3-2023.07-2-Linux-x86_64.sh
実行権が付いたことを確認する。
[rocky@localhost ~]$ ll
total 1039964
-rwxrwxrwx. 1 rocky rocky 1064920017 Aug 5 00:59 Anaconda3-2023.07-2-Linux-x86_64.sh
[rocky@localhost ~]$
インストーラ実行。
/home/rocky/Anaconda3-2023.07-2-Linux-x86_64.sh
実行するとライセンスが表示され、同意するか聞かれるので[yes]を入力する。
続いてインストール場所も聞かれるので必要に応じて指定する。
#こんな感じ
Do you accept the license terms? [yes|no]
[no] >>> yes
Anaconda3 will now be installed into this location:
/home/rocky/anaconda3
- Press ENTER to confirm the location
- Press CTRL-C to abort the installation
- Or specify a different location below
[/home/rocky/anaconda3] >>>
使用方法①
まずインストールしたanacondaへパスを通します。
viでファイル編集モードになり、下記を追記します。
vi ~/.bashrc
export PATH="/インストールしたディレクトリ/anaconda3/bin:$PATH"
続いて下記コマンドを実行し、変更を反映させます。
source ~/.bashrc
これでcondaが使えるようになっているはずです。
試しに下記コマンドを実行してみましょう。
conda --version
condaが使えるようになっていることを確認出来たら次のステップへ移ります。
使用方法②
新しいanaconda環境を作成し、有効化します。
conda create --name myenv1
source activate myenv1
好きなテキストエディタを使用して、Pythonのプログラムを作成します。
例えば、以下のようなプログラムを作成してみましょう。(拡張子が.pyになるようにする)
vi hello.py
print("Hello, world!")
権限周りを確認して、必要に応じて実行権を付与する。
chmod +x hello.py
上記のファイルが保存されているディレクトで下記コマンドを実施すると…
(myenv1) [rocky@localhost ~]$ python hello.py
Hello, world!
(myenv1) [rocky@localhost ~]$
こんな感じでpythonプログラムが動きました。
おわり
以上が、RockyLinux9でpythonを利用する手順となります。
今回はいろいろと便利なanacondaをインストールしたため、豊富なライブラリが多数使用可能になります。
まず仮想環境の構築という部分で躓きがちなので、すこしでも参考になればと思います。
実際にプログラミングしていくのはまた後程、機会があれば掲載します。
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